幼児教室で行う療育とは
子どもが成長するにつれ、他の子と比べ言葉の発達が遅いのではないか、落ち着きがないのではなど気になり幼児教室に通わせる方も多いのではないでしょうか。幼児教室に通うメリットは保育園や幼稚園と違い少人数で手厚く指導してくれる点です。
子どもたちの中には、じっと座っていられず興味のあるものに走って行ったり、好きなおもちゃで遊びたがる子もいますが、まずは椅子に座って先生の指示を聞くことから始めます。先生の大きな声、分かりやすい簡単な言葉を使った指示、ジェスチャーや絵カードを使うことにより子供たちは少しずつ理解していくようになります。そして出来ることが増えたら褒めてあげると自信を持ちます。少人数だからこそできる、人とのかかわり方や信頼関係を築くことで笑顔も増えていきます。療育は家庭でも取り入れられるので子供の成長を促すことができます。子どもの好きなこと苦手なことを理解すると親子関係も良くなり育児もしやすくなります。
幼児教室に弊害はある?
幼児教室に子供を通わせる事の弊害として、人間の基礎的な面を作っている段階である事を無視して通わせた結果、ノイローゼになってしまうという様な事が挙がります。例えば、親が「子供に英会話を習わせたい」と思って、受験を意識した幼児教室等を探してきたとします。ただ、講師も悪い先生ではなく実績も相当にあるとしても、子供との相性は合わなかったという様な事も人間同士ですので無いではありません。
そうなると、子供の立場としては英会話教室に行く時間は、ある種の罰を受けている様な気分にしかならず最終的にノイローゼになってしまうという様な事は十分起き得ます。他にも、その教室で出来る幼児なりの人間関係の様な物が、本人にあまり好ましくない影響を齎すという様な事であったり、本人は楽しそうだったけど、ある日突然体力が切れた様になって急激に体調が悪くなってしまったという様な事も無いではありません。
無意識に軽視してしまいがちなのですが、幼児は精神面も体力面も大人とは違って、今まさに全てを作っている途中にあります。例えば大人の基準からすると、夜の8時程度は十分余裕と思えても幼児期の子供にしたら深夜と等しい様な事等もあり、そういった面を軽視してしまうと後で思わぬ弊害が出たりします。その点を勘案するのであれば、単純に効率のみを追求するのではなく、時折にでも「子供の視点」に立って、様子を見る事を忘れない事がとても重要です。